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サトー商会/営業本部再編、PB商品拡販などで営業利益10%増

2009年11月19日 / 決算

サトー商会が11月12日に発表した2010年3月期第2四半期決算によると、売上高は223億8200万円(前年同期比3.3%減)、営業利益5億6100万円(10.2%増)、経常利益6億6800万円(1.3%減)、当期利益3億7300万円(7.1%減)となった。

第2四半期は類似商品のアイテム数が増加する中、消費者ニーズや低価格商品に的を絞り、取扱アイテムを削減した。その効果は物流コスト、商品管理コストなど販売管理費の削減に繋がった。

卸売業部門は顧客営業支援策として、業種別に商品の選定、販売促進活動、メーカー政策など業種別支援体制の一元化を推進し、意思決定を迅速化するため営業本部を営業本部(卸売部門)、C&C本部(小売部門)、業務本部(物流部、システム部)の3本部制に再編成した。

これで適切な業種別戦略の実施に結びつき、付加価値の高いサービスの提供に繋がった。売上高は193億6000万円(4.3%減)、営業利益は6億100万円(11.3%増)だった。

小売業部門では業務用食品専門店として他店と差別化を図るため、中小飲食店業者にダイレクトメールなどで販売促進を実施し、来店客数のアップと新規会員を獲得した。また、値動きが激しい市場価格の調査を行い「ジェフサPB商品」を拡販し、業者会員の売上高を3.0%増加させた。

また、仙台市中心部のシェアアップを狙うため、業務用食品直売センター「仙台朝市店」を11月にオープンする。小売業部門の売上高は30億2200万円(3.1%増)、営業利益は2億2300万円(10.0%増)と増収増益となった。

通期は売上高465億7000万円(0.7%増)、営業利益12億5000万円(0.4%減)、経常利益14億1000万円(6.1%減)、当期利益8億4000万円(4.8%減)を見込んでいる。

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