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パル/通期売上高8.3%増、営業利益3.9%増

2009年04月15日 / 決算

アパレルのパルが4月15日に発表した2009年2月期決算によると、売上高は664億6100万円(前年同期比8.3%増)、営業利益42億7200万円(3.9%増)、経常利益42億4300万円(1.8%増)、当期利益15億6000万円(8.3%減)の増収増益となった。

同期の衣料事業は52週MDの本格稼動による機動的な商品投入で店頭商品の鮮度を向上させ、出店を91店舗実施。売上高は8.0%増加の517億900万円となった。

雑貨事業売上高は11.0%増の106億8500万円に拡大し、100億円の大台を突破。その他の事業も5.8%増の40億6600万円の売上高を確保した。

利益面では、パル単体の売上高総利益率が前年比2.1ポイント改善し、連結ベースでは1.7ポイント改善。販売費・一般管理費は、売上高対比で前年比2.0ポイント悪化し49.3%となった。営業利益は3.9%増となり、42億7200万円となった。

売上高総利益率の改善は、52週MDの精度向上による在庫回転率の改善など。また、販売費・一般管理費は、雇用逼迫傾向を背景とした人件費の増加が継続していたことが主な増加要因という。

これらに加え45店舗を退店し、18店舗を業態転換するなどした結果、退店等に伴う固定資産除却損と減損などが増加し、特別損失は10億1000万円となった。期末店舗数は543店舗。

次期は不採算店舗の撤退・業態変更と品番を絞り込んだ価格対応力のある戦略商品の投入などで、売上高691億1000万円(4.0%増)、営業利益47億4000万円(10.9%増)、経常利益46億4000万円(9.4%増)、当期利益22億1000万円(41.6%増)の見通し。

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