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ピーシーデポ/低価格パソコンの販売強化で売上高6.7%増、営業利益85%増

2009年08月04日 / 決算

ピーシーデポコーポレーションが8月4日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、売上高は100億6300万円(前年同期比6.7%増)、営業利益3億3900万円(85.1%増)、経常利益3億7300万円(67.9%増)、当期利益1億8500万円(125.8%増)となった。

第1四半期は昨年に引き続き、5万円以下の低価格パソコンの販売を強化。単価下落は続いており、販売競争は厳しいもののパソコン販売台数は152.9%と大幅に増加した。併せて大画面モニタ、メモリ、ハードディスクなど周辺機器や関連する技術サービスも堅調に推移、サービス販売面では、パソコン関連商品に技術メンテナンス・サポートに専門性を組み合わせたソリューション販売を強化した。

4月に小売業初のMobileVirtualNetworkOperator(仮想移動体通信事業者)となり、パソコン用モバイル通信のサービス提供を開始。5月には、手持ちのゲーム機のインターネット接続・設定を行うサービスを開始するなど、新サービスの導入を積極的に行った。

また、月額会員制保守サービス型商品の会員獲得にも努め、第1四半期末のサービス会員数は約10万2000人を確保した。店舗展開では、今期直営店の新規出店は5-6店舗を計画中。5月には狭山本店を開店したため、期末店舗数は直営店41店舗、フランチャイズ店21店舗の計62店舗となった。

家電量販店がインショップ方式によるフランチャイズ展開をしている「パソコンクリニック」は4月に1店舗を出店し、期末店舗数は22店舗となった。

インターネット関連事業では、昨年7月以降4社よりISP事業の営業権を譲受し、プロバイダー会員が増加、業績は堅調に推移した。フランチャイズ店を含めたピーシーデポグループ全体での売上高は133億7800万円となった。

フランチャイズ先で持分法適用会社であった旧ピーシーデポマックス(現ピーシーデポ九州)の株式をミスターマックスより取得し、7月1日より完全子会社として運営。同社が運営していた4店舗も継続して運営中という。

通期は売上高450億円(4.9%増)、営業利益15億円(19.0%増)、経常利益16億円(12.0%増)、当期利益8億円(16.9%増)を見込んでいる。

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