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PCデポ/通期の売上高1.1%増、営業利益2.5%増

2009年05月12日 / 決算

ピーシーデポコーポレーションが5月12日発表した2009年3月期連結業績によると、売上高428億9900万円(前年同期比1.1%増)、営業利益12億5900万円(2.5%増)、経常利益14億2800万円(6.6%増)、当期利益6億8400万円(16.1%減)となった。

低価格パソコンやお買い得感が増した商品の品ぞろえと販売を強化した。その結果、パソコンの販売台数が増加し、前年同期比台数ベースで129.5%となった。大画面モニター、メモリー、ハードディスクといった周辺機器や関連する技術サービスも堅調に推移し、いわゆる「販売台数増効果」が第2四半期より徐々に現われ、下期はその傾向が継続した。

店舗展開については、新規に3店舗(神奈川県、千葉県、栃木県)を開店し、9月に1店舗閉店した。栃木県に出店した足利店は郊外型パソコン専門店としては日本最大級、1,000坪の店舗。既存店でも青梅店を500坪に増床し、大型店化を推進。

8月には、フランチャイズ店としてケーズホールディングスが運営していた北関東4店舗を取得し、直営化した。フランチャイズ店では、11月に岡山県に初めて出店した(キタムラピーシーデポ運営)。年度末での「PCDEPOT」の店舗数は直営店40店舗、フランチャイズ店21店舗、合計61店舗。

次期は、引き続き5万円以下の低価格パソコンや新OSに対応した高性能パソコン、大容量、高速化対応の周辺機器の品ぞろえの強化に加え、買い換え需要に対応した技術サービスメニューの拡充、新OSに対応したアップグレードや周辺機器の技術対応を積極的に行い、ウィルス対策やデータ移行などを技術サービスの販売も強化する。

店舗展開としては、「PCDEPOT」は大型店を中心に新規出店を5~6店舗の出店を計画しており、関東圏での店舗網のドミナント化を進め、不採算店のスクラップを行う。家電量販店がインショップ方式によるフランチャイズ展開をしている「パソコンクリニック」は、年度末の21店舗から次期会計年度末時点で50店舗を目指す。

次期の見通しは、売上高450億円(4.9%増)、営業利益15億円(19.0%増)、経常利益16億円(12.0%増)、当期利益8億円(16.9%増)。

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