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フェリシモ/顧客減少で売上高10.8%減、営業利益53%減

2009年10月05日 / 決算

フェリシモが10月5日に発表した2010年2月期第2四半期決算によると、売上高は237億4500万円(前年同期比10.8%減)、営業利益9億5300万円(53.0%減)、経常利益9億9500万円(52.7%減)、当期利益3億5300万円(68.2%減)となった。

第2四半期は、長期継続顧客からの受注は比較的安定していたものの、新規顧客と購入履歴の浅い顧客の定着率が低下したため全体顧客数が減少した。また前年との対比で顧客単価も低下した。

各事業ブランドの状況は、当初の計画通り、生活雑貨カタログ「kraso」や環境配慮型の生活用品を扱った「ecolo」など生活雑貨を扱うブランドの売上高が堅調に推移したが、20代後半から30代の女性向けファッションカタログ「iedit」、こども服を中心に扱ったカタログ「ano:ne」など衣料品を取扱うブランドが、全体的に前年同期比で売上減となった。

前期後半より続く市場環境の影響で、顧客数の減少と顧客単価が低下した結果、売上高は減収となった。売上の減少、棚卸資産の評価方法の変更による影響などで、返品調整引当金繰入額、戻入額調整後の売上総利益は125億9400万円(12.1%減)となった。

利益面では出荷件数の減少、商品の充足率の改善による別便での配送数の減少などで出荷に関するコストは抑制でき、またカタログ配布方式やプロモーション政策を見直したことで広告費が減少し、販売費・一般管理費は116億4000万円(5.3%減)となったが、営業利益、経常利益は半減した。

品目別売上高は、服飾・服飾雑貨では、衣料品の売上は減少した。余暇関連など生活関連全体はkraso、ecolorの生活用品は伸びているものの、手作り商品を扱う「Couturier」や美容雑貨が減少し、生活関連全体では売上が微減となった。

通期は売上高508億3900万円(6.3%減)、営業利益21億8400万円(35.6%減)、経常利益23億9300万円(32.7%減)、当期利益10億6900万円(44.5%減)を見込んでいる。

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