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ブルーグラス/プロパー販売比率低下で営業損失7億4300万円

2009年09月29日 / 決算

ブルーグラスが9月29日に発表した2010年2月期第2四半期決算によると、売上高は112億3300万円、営業損失7億4300万円、経常損失6億9200万円、当期損失5億1600万円となった。

ブルーグラスは、収益力の早期回復のため事業構造の再構築、商品コストと販管費の削減、中国事業の経営基盤確立に取組んでおり、第2四半期の売上高は市場の低価格志向に対応した価格競争力のある商品の投入が、既存店客数の回復に効果を示し、予定通りに推移した。

店舗状況は成長事業と位置づけるV-エクスチェンジ、エル・ビー・シー他9店舗を出店し、概ね好調に推移している。また、収益構造改善のための不採算店舗の退店は81店舗となり、退店セールを通じて売上高確保にも貢献した。

一方、営業総利益率は、期首に棚卸資産の評価方法を変更したため在庫評価差額損2億4900万円が発生。回復を図ったが、7月以降の天候不順や市場の価格競争激化に対応した夏物商品の値下販売を進めたことなどから、プロパー販売比率が低下し、計画した荒利益を確保できず、第2四半期の営業総利益率は計画値を大幅に下回った。

販管費は当初計画に基づいたコスト削減を順調に進め、前期比で10億5100万円を削減したが、営業総利益の減少をカバーするには至らなかった。中国事業では、中国本土で委託営業から直接営業に切り替え、4月に成都伊勢丹店内に成都店をオープンし、中国事業での店舗数を5店舗とした。

通期は売上高218億円、営業利益2億5000万円、経常利益3億4000万円、当期損失5000万円を見込んでいる。

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