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プレナス/新ブランドの浸透で経費増、減収減益

2008年10月16日 / 決算

プレナスが10月15日に発表した2009年2月期中間期決算によると、売上高598億5800万円(前期比3.4%減)、営業利益24億9000万円(48.5%減)、経常利益27億6800万円(45.3%減)、当期利益15億5700万円(37.3%減)と減収減益となった。

事業別の概況では、主力の持ち帰り弁当事業で新ブランド「ほっともっと」創設で広告宣伝活動、クーポンキャンペーンを全国一斉に実施。これにより、新ブランド移行後の既存店売上高は好調に推移した。また関西地区などを中心に今後の進出の拠点となる店舗を11店舗設置し、加盟店・パートナー候補者の募集活動にも着手。離脱した店舗が所在していた商圏も、シェア回復のため積極的な新規出店を実施した。新規出店192店舗、退店249店舗、改装・移転29店舗となり、中間期末の店舗数は2175店舗(57店舗減)となった。

なお、パートナーチェーン制度による直営店の移管で、直営店が213店舗増加し445店舗となった。しかし、売上高は513億2000万円(5.5%減)、営業利益は22億4300万円(52.2%減)と新規出店や宣伝経費が圧迫した形となった。

定食事業では、販売促進活動が奏功し既存店売上高が前期実績を上回った。店舗展開では、9店舗を新規出店し6店舗を退店。149店舗体制となった。改装・移転も9店舗で実施。、広島・奈良・愛知の各県に1号店を出店するなど新規エリアの拡大に努めた。以上の結果、売上高は72億4600万円(9.9%増)、営業利益3億300万円(13.5%増)と大幅増となった。

その他事業では、MKレストランで期間限定商品を発売するなどメニュー充実に注力し、既存店売上高が前期実績を大きく上回った。

通期はほっともっとの知名度向上、店舗展開をさらに強化。収益性を確実にする一方、パートナーチェーン制度での店舗の地域密着化、人員配置の効率化を図るため移管を継続する。

通期の業績予想は売上高1204億円(2.8%減)、営業利益59億1000万円(47.4%減)、経常利益63億7000万円(45.7%減)、当期利益33億1000万円(36.9%減)を見込む。

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