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ベルーナ/全事業で減益、当期利益94.0%減

2009年02月02日 / 決算

ベルーナが2月2日に発表した2009年3月期第3四半期決算によると、売上高は857億9800万円(前年同期比10.2%減)、営業利益60億3000万円(36.5%減)、経常利益43億2400万円(54.0%減)、当期利益3億1300万円(94.0%減)の大幅減益となった。

事業別の概況は、カタログ事業が個人消費低迷の影響を受け、特に「家庭用品」と「身の回り品・趣味用品」が不調で、売上高は8.3%減の515億7300万円。営業利益はシステム関連費が増大するなどで48.2%減の9億900万円と大幅減を記録。単品通販事業では、特にベルネット インターナショナル ホンコン リミテッドとビーエヌ インターナショナル ユーエスエー インクが苦戦し、売上高は9.8%減の192億7800万円、営業利益は14.0%減の25億400万円となった。

通販以外の事業では、アドバンスド・ファイナンス事業の売上高は11.6%減の68億1400万円、営業利益は貸倒損失と貸倒引当金繰入の増加などで46.7%減の13億7100万円と大幅減益を記録した。BOT事業は、昨年7月の展示会販売事業の業務停止処分もあり、法人向け封入・同送手数料事業が伸び悩み、売上高は26.5%減の13億8400万円。営業利益も40.8%減の7億7700万円と減少した。

プロパティ事業は、前年同期の大型物件売却益の反動減で、売上高は12.5%減の25億9400万円、営業利益は62.7%減の4億3600万円。その他の事業は、わものやなど3社合計の売上高は16.1%増の36億600万円となったが、昨年6月のカレーム事業部の展示会販売事業撤退で、同事業部売上高が68.7%減の8億100万円と激減。全体売上高も影響を受け、売上高22.2%減の44億800万円と減収となった。営業損失は6900万円。

通期の業績予測は事業環境などを考慮し、業績予測を修正した。修正後の売上高は1094億円(12.6%減)、営業利益49億円(52.0%減)、経常利益29億円(59.4%減)、当期損失33億円と大幅減益で推移する見通し。

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