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ポプラ/低価格化で営業利益35%減

2010年01月08日 / 決算

ポプラが1月8日に発表した2010年2月期第3四半期決算によると、売上高は434億5000万円(前年同期比8.7%減)、営業利益4億7800万円(35.3%減)、経常利益4億9800万円(37.4%減)、当期利益2億3600万円(前期は24億8200万円の当期損失)となった。チェーン全体売上高は728億8600万円(9.5%減)だった。

第3四半期は、商品面でサンドウィッチ、おにぎりの全面リニューアルを実施。低価格弁当やお手軽惣菜など、顧客ニーズに対応した商品開発を行い、クロネコメール便の取扱い開始、ECサイト立ち上げなど新サービスを導入した。店舗開発面では、ホテルヒルトン東京ベイ、米子空港、福山大学キャンパス内への出店など特殊立地を中心に出店し、期末出店数は29店舗(閉店24店舗、純増5店舗)となり、期末店舗数は706店舗となった。

店舗運営面では、「接客向上プログラム」を継続的に実施し、品質・サービス・清潔さの向上を目指した。また、発注精度の向上や見直しを行い、機会損失の低減を進めた。これらの取組で新規開発商品は好調に推移したが、夏場の天候不順で飲料・冷菓などの夏物商品の販売が不調となり、低価格化の影響もあったためチェーン売上全体は計画を1.0%下回った。

このため営業利益、経常利益も減益となった。当期利益は前期の純損失から回復し利益を計上。グループの主要売上高では、フランチャイズ加盟店舗への卸売上高が店舗数の減少や消費低迷などが影響し、120億7800万円(15.3%減)となった。

直営店舗の売上高は262億9700万円(5.6%減)だった。

通期は売上高568億400万円(8.4%減)、営業利益4億3800万円(41.8%減)、経常利益4億7300万円(42.5%減)、当期利益2億200万円を見込んでいる。

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