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マックハウス/通期の売上高1.3%減、当期利益41%減

2009年04月11日 / 決算

マックハウスが4月10日に発表した2009年2月期決算によると、売上高は566億5000万円(前年同期比1.3%減)、営業利益19億5800万円(30.8%減)、経常利益21億9600万円(26.9%減)、当期利益7億8700万円(41.2%減)の減収減益となった。

同期は、品揃えの充実や在庫の適正化など推進し、販売体制強化のためジーンズアドバイザー教育を継続、また契約社員の登用強化を実施した。併せてウェブ上でチラシが閲覧できるタウンマーケットの掲載や、セール案内を宅配するタウンメールの活用など、新たな販売促進ツールを活用した。

創業20周年記念セールを継続開催して売上拡大に努め、営業面では、昨年の3月やゴールデンウィーク期間中は好調に推移したものの、ショッピングセンター増加による競合激化やヒット商品の不在などで苦戦した。

下期は、9月、11月にローカルのテレビスポットコマーシャルを投下した創業20周年記念セール企画が奏功し、客数が堅調に推移したため回復基調を示したが、年末年始商戦が不調のため既存店売上高は前期比7.3%減となった。

商品面では、投入・売切の仕組改善による在庫の適正化やプロパー消化率のアップを通じて売上総利益率の向上を図った。また11月に物流センターを本格稼動させ、営業・商品全般の業務改革に着手。

店舗面では、ショッピングセンター内出店を主体に59店舗を出店する一方、不採算店舗を23店舗閉店してスクラップ&ビルドを加速。この結果期末店舗数は567店舗(前期比36店舗増加)となった。

既存店舗の競争力強化のために60店舗で改装を実施したが、売上高は減収となった。売上総利益率は、仕入条件の改善や在庫コントロールが寄与し前期比0.5ポイントアップの43.9%となったが、売上高減による影響をカバーし切れず売上総利益は前期に比べ3100万円減少。

販売費・一般管理費は、新規出店増に伴い、賃借料・人件費の増加などで8億4100万円増加したため、営業利益・経常利益ともに減益。さらに中間期末の3億6000万円に加え1億4600万円の減損損失を特別損失として計上した。

次期は売上高543億6000万円(4.0%減)、営業利益14億4000万円(26.5%減)、経常利益16億5000万円(24.9%減)、当期利益3500万円(95.6%減)と減収減益の見通し。

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