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マックハウス/通期は当期損失28億9500万円

2010年04月09日 / 決算

マックハウスが4月9日に発表した2010年2月期業績(非連結)によると、売上高489億4200万円(前年同期比13.6%減)、営業損失1億3200万円(前期は19億5800万円)、経常利益4000万円(98.2%減)、当期損失28億9500万円(7億8700万円)となった。

消費マインドの冷え込みや低価格志向の強まりによりプロパー消化率が低下し、天候不順に対する臨機応変な対応が不十分であったことなど、マーケットニーズを適確に捉えることができず、客数・客単価ともに伸び悩んだため売上高が減少。既存店舗売上高は、前期比15.0%減となった。

商品動向は、キッズが堅調に推移したが、メンズのアウターやシャツ、レディースのジーンズ、カットソーが不振だった。

店舗の状況は、新規出店23店舗、不採算店48店舗の閉店によって、店舗数は542店舗(前期比25店舗減少)となった。既存店舗活性化のために23店舗の改装を行った。

これらの結果、売上高と売上総利益が大幅に減少し、販売費・一般管理費については、新規出店抑制や不採算店舗の閉店加速に加えコスト全般の戦略的なコントロールにも力を入れ、人件費、営業地代家賃、水道光熱費を中心に諸経費を削減した。

売上総利益の減少を補うことはできず、特別損失として減損損失10億8800万円、店舗解約にともなう損失金1億9300万円、店舗閉鎖損失引当金繰入額1億8600万円、繰延税金資産の取崩しによる法人税等調整額12億8100万円を計上した。

通期の業績は、売上高447億9000万円、営業利益1億2000万円、経常利益2億5000万円、当期損失7億6000万円の見通し。

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