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マックハウス/店舗閉鎖損失引当金の計上で当期損失28億円

2010年01月08日 / 決算

マックハウスが1月8日に発表した2010年2月期第3四半期決算によると、売上高は361億1600万円(前年同期比14.1%減)、営業損失2億4700万円(前期は17億200万円の営業利益)、経常損失1億3500万円(18億3600万円の経常利益)、当期損失27億9500万円(7億4200万円の当期利益)となった。

マックハウスは、来店客数の増加と差別化を図るためテレビコマーシャルや新聞広告、広告と連動したチラシを活用した販売促進活動を実施した。またプライベートブランド商品を中心に価格訴求商品の展開を強化し、積極的な販売活動に努めた。

並行して赤字店の撲滅を推進し、業績の立て直しを図るべく事業構造改革にも着手。しかし低価格志向の強まりなどでプロパー消化率が低下し、天候不順に対する対応が不十分だったこともあり、既存店舗売上高は16.1%減となった。

商品の動向ではキッズが堅調だったが、レディースのジーンズとカットソーが不振。店舗状況では、第3四半期は出店21店舗、不採算店30店舗の閉店で、期末店舗数は558店舗(前年同期比で11店舗減)となった。

売上高と売上総利益が減少する一方、販売費・一般管理費は、出店の抑制や不採算店舗の閉店加速、コスト全般のコントロールにも注力し、人件費と営業地代家賃を中心に経費削減に努めた。

しかし、売上総利益の減少を補うには至らず、また、特別損失で減損損失8億7200万円、店舗閉鎖損失引当金繰入額3億6200万円などを計上し、利益面は軒並み損失となった。

通期は売上高489億5000万円(13.6%減)、営業損失3億8200万円、経常損失2億1400万円、当期損失30億円を見込んでいる。

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