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ミニストップ/売上高13%減、営業利益46%減

2009年10月06日 / 決算

ミニストップが10月6日に発表した2010年2月期第2四半期業績によると、売上高556億9800万円(前年同期比13.1%減)、営業利益24億9900万円(46.2%減)、経常利益29億8600万円(41.4%減)、当期利益13億3300万円(45.2%減)となった。

事業別にみると、国内では、直轄エリアの新規出店数が、ドラッグストア内にコンビニエンスストア機能を組み合わせたミニストップサテライト5店舗を含め96店舗となった。不採算店72店舗を閉店し、店舗数は1796 店舗。連結子会社のエムエス九州では、新規出店6店舗で店舗数は128店舗。エヌ・ビー・ジー・エムエスネットワークを含め、国内総店舗数は1973 店舗となった。

店内加工ファストフード部門では、セルフコーヒーを全店展開に向け順次導入したほか、パフェの強化に取組んだ。主力のコールドデザートが、最盛期である7月、8月の天候不順により低迷した。

コンビニエンスストア部門では、イオンリテール、オリジン東秀との共同開発による弁当を販売した。おにぎり100円セールや、おにぎりへのWAONボーナスポイント付与、飲料と弁当の関連購買促進を図るためのセットキャンペーンなどの販促に取組んだが、弁当トータルの販売を向上させることはできなかった。4月にトップバリュ商品約100アイテムの値下げを実施した。日照不足や梅雨明けの遅れなど、天候不順の影響を受け夏物商材の販売数が予定を大きく下回った。

ミニストップの加盟店を含む第2四半期の全店売上高は1554億8100万円(0.7%増)となった。既存店1店1日当りの売上高前年同期比はコンビニエンスストア部門が2.5%減、店内加工ファストフード部門4.2%減、合計で2.7%減となった。売上総利益率は30.0%。

国内売上高は319億5000万円(5.8%減)。営業利益は21億1800万円(53.4%減)、経常利益26億6700万円(46.8%減)、当期利益12億700万円(49.3%減)となった。

販売費・一般管理費については、人件費などの経費削減を図るため、直営店比率5%を目標として直営店削減計画に取組み、店舗数は127店舗、期首に対して39店舗の削減となった。設備費については、地代家賃や第5次店舗システムの減価償却費などが増加した。売上の底上げを図るために販促費を積極的に投入。販売費・一般管理費は206億6200万円(6.8%増)となった。

海外コンビニエンスストア事業では、連結子会社の韓国ミニストップは、新規出店が101店舗、閉店が47店舗で、店舗数は1125店舗。フィリピンのロビンソンズ・コンビニエンス・ストアーズ・インクの店舗数は252店舗となり、海外総店舗数は1377 店舗となった。7月に第1号店を開店した青島ミニストップ有限公司は4店舗を展開している。

通期の業績予想は、売上高1100億円、営業利益49億円、経常利益57億円、当期利益18億円の見通し。

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