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ヤマトインターナショナル/退店の減損損失計上で当期利益70%減

2010年01月15日 / 決算

ヤマトインターナショナルが1月14日に発表した2009年11月期決算によると、売上高は225億5700万円(前年同期比7.6%減)、営業利益10億7600万円(54.0%減)、経常利益11億700万円(53.5%減)、当期利益3億5000万円(70.9%減)となった。

2009年11月期の販売面は、基幹ブランドの「クロコダイル」「エーグル」を中心に自主管理型ブランドの安定成長を目指して経営資源の選択と集中に取組んだ。また、継続的な成長を目指してスタートした新規ブランド「ベイジェジェ クロコダイル」などは育成ブランドとし、このような自主管理型ブランドの拡充の結果、自主管理型売場は前期末より41店舗増加。計724店舗となった

経費面では、全社的に業務の効率化や諸経費の見直しに注力し、コスト削減に努めたが、自主管理型売場の新規出店などで増加した。

布帛シャツやアウターなどを製造する上海雅瑪都時装有限公司では、品質の向上と生産ラインの効率運営に注力。子会社2社間の流通構造を見直し、業務効率化を進めたが、消費低迷の影響は大きく、売上総利益率は48.9%と1.3ポイント減少。当期利益は退店などによる減損損失の計上や繰延税金資産の一部取崩しにより70%減となった。

事業別の売上高では、繊維製品製造販売業が222億7200万円(7.6%減)、不動産賃貸事業が2億8400万円(2.5%減)となった。今後は積極的にインターネット・モバイル事業などの推進と、業務や物流システムの効率化に注力。

来期は8月期に決算期を変更し、売上高165億円、営業利益5億4000万円、経常利益5億7000万円、当期利益3億円を見込んでいる。

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