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リンガーハット/通期営業利益71.8%減、最終赤字24億円

2009年04月11日 / 決算

リンガーハットが4月10日発表した2009年2月期の連結業績によると、売上高353億7500万円(前年同期比3.3%減)、営業利益1億6000万円(71.8%減)、経常利益2900万円(93.2%減)、当期損失24億3400万円(前期は3700万円の当期利益)となった。

50店舗の不採算店を閉店したことで、減損損失などの特別損失を計上したほか、投資有価証券評価損の計上などが影響して赤字決算となった。

事業別にみると、長崎ちゃんぽん事業では、収益向上策の一環として下半期よりクーポンによる販促活動を中止したため、客数減少があったものの、売上原価・広告宣伝費の低減に取り組み、営業部長配下にエリアマネージャー職を配置して調理技術の向上などを実施、顧客満足度を高めた。

新規出店では初の出店地域となる京都府、香川県など計31店舗を出店、一方で不採算店舗48店舗を退店し、年度末の店舗数は437店舗(うちフランチャイズ店舗101 店舗)となった。売上高は246億1500万円(4.3%減)、営業利益は3100万円(78.4%減)。

とんかつ事業の新規出店は初の総菜専門店(デリカ浜勝モラージュ菖蒲店)など7店舗を出店し、不採算店2店舗を退店し、年度末店舗数は109店舗(うちフランチャイズ20店舗)となった。売上高101億2800万円(2.5%減)、営業利益10億3100万円(24.5%減)となった。

和食事業では、既存店「長崎卓袱浜勝」が地元顧客対策面で一定の効果をおさめたが、観光客の宿泊減少などにより売上高減少となった。10月には和食新業態「和華蘭イオンレイクタウン店」(埼玉県越谷市)をオープンしたが、売上高計画値を下回る結果となり、売上高は2億1000万円(10.6%増)、営業損失は7900万円(営業損失1600万円)となった。

建築事業の売上高は24億5100万円(2.5%増)、購買部門における原価低減効果により営業利益は6700百万円(5.4%減)。

2010年2月期の連結業績予想は売上高324億円、営業利益7億5000万円、経常利益6億円、当期利益3億円を見込んでいる。

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