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ヤマトインターナショナル/売上高6%減、営業利益53.7%減

2009年07月07日 / 決算

ヤマトインターナショナルが7月7日に発表した2009年11月期第1四半期の業績は、売上高118億4300万円(前年同期比6.1%減)、営業利益6億3600万円(53.7%減)、経常利益6億6100万円(52.7%減)、当期利益3億1400万円(61.2%減)となった。

販売面では、基幹ブランドの「クロコダイル」「エーグル」といった高収益ビジネスの安定成長を目指し、経営資源の選択と集中に取組み、原点回帰の方針のもと、顧客ニーズに合った商品企画、販売員のスキルアップや店頭販売活動の充実を図った。

また、新たなビジネスモデル構築を目指してスタートした「ベイジェジェクロコダイル」などを育成ブランドと位置付け、成長へ向けて強化。このような自主管理型ブランド拡充の結果、自主管理型売場は前期末から28店舗増加し711店舗となった。

不動産賃貸事業は東京本社ビル、日本橋ビルなど自社物件を有効活用し、安定収益を計上した。一方、グループの物流業務を請負う子会社ヤマトファッションサービスでは、在庫管理や入出荷業務の精度を向上させ、商品入荷時に二次元バーコードによるデータ管理を行うなど、業務効率化を進め、一般管理費などのコスト削減を図った。

経費面では、自主管理型売場の新規出店に伴う経費は増加傾向だが、全社的に諸経費の見直しに努め、一般管理費などのコスト削減を図った。また、布帛シャツ、アウター、ボトムの製造を行う上海雅瑪都時装有限公司では、品質の向上と生産ラインの効率運営と物流システム効率化の一環として、検品ラインの設置に注力。しかし天候不順や定価販売の売上減少などが重なり、減収減益となった。

通期は売上高230億円(5.8%減)、営業利益10億5000万円(55.2%減)、経常利益11億円(53.8%減)、当期利益5億円(58.6%減)を見込んでいる。

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