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ユナイテッドアローズ/営業利益15.2%減

2009年02月12日 / 決算

ユナイテッドアローズが2月12日発表した2009年3月期第3四半期連結業績(累計)によると、売上高597億5000万円(前年同期比12.1%増)、営業利益42億3500万円(15.2%減)、経常利益42億6000円(15.4%減)、当期利益19億5300万円(52.9%減)の増収減益となった。

第3四半期から中長期的な計画、「収益構造の抜本的な改善に向けた取り組み」と「単年度計画達成に向けた取り組み」を推進した。

「収益構造の抜本的な改善に向けた取り組み」は、本部スリム化と店頭強化に向けた本部人員店頭配置の計画、MDプラットフォームの全社稼働による販売効率向上と生産プラットフォーム着手・推進による原価改善、不採算事業・店舗の見極めと早期撤退判断で構成される。「

単年度計画達成に向けた取り組み」については、OJTをメインとした販売力の継続強化と販売に集中できる体制整備、CRMシステムを活用した来店促進による買い上げ客数の向上、商品力や鮮度に応じた適所・敵価での販売による換金率の向上、全社的なコストコントロールの実施から成る。

売上総利益は前年同期比11.0%増の316億4500万円。売上総利益率については、アウトレット売上構成比の上昇などにより、前年同期比0.5ポイント減少し53.0%となったが、前年同期比で0.6ポイント改善し56.2%となった。販売費および一般管理費については、8月に実施したアルバイトの社員化などに伴う人件費増、ハウスカードのポイント引当金増や新規出店増に伴う賃料・減価償却費増などにより、前年同期比16.6%増の274億900万円だった。

通期の業績予想に修正はなく、売上高830億2800万円、営業利益42億5100万円、経常利益42億5400万円、当期利益18億2200万円を見込んでいる。

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