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ユニー/コンビニエンスストアが全体けん引し当期利益44億円

2008年10月10日 / 決算

ユニーが10月9日に発表した2009年2月期中間期決算によると、売上高は5916億1200万円(前期比1.5%減)、営業利益221億2500万円(17.3%増)、経常利益212億7500万円(19.2%増)、当期利益44億9800万円(前期は47億3100万円の当期損失)と減収増益となった。

セグメント別の概況では、総合小売業売上高が4172億5400万円(2.3%減)。ユニーの店舗は2店舗を開店し2店舗を閉店したが同期は新設店がなかった。同業他社の大型店舗、食品スーパーの出店で競合が激化し、小売業売上高は3.2%減(既設店売上高は2.6%減)。一方、テナントの賃貸料収入が0.6%増加し営業収入は0.7%増となったものの、営業収益は3.0%減。ユーストアの売上高は0.4%減(既設店売上高1.3%増)。

コンビニエンスストアは、猛暑で夏物商材の売上が好調。また7月からのtaspo導入効果でたばこ関連商品の売上が増加。既存店売上高は2.7%増(単体ベース)となった。同期の出店数は151店舗(99イチバの21店舗を含む)となり、閉店店舗数は131店舗(99イチバは6店舗閉店)。前期から子会社も含め59店舗減少した形となった。加盟店収入や直営店舗の売上増が貢献し、売上高は4.2%増の1066億5400万円と増収を確保した。

専門店では、さが美の大量閉店のため、売上高は13.8%減と大きく落ち込んだ。パレモ、ラフォックスの既設店売上高もそれぞれ11.4%減、10.2%減と冴えない結果で終わり専門店事業の売上高は7.2%減の567億8200万円と最も落ち込みが大きかった。金融では、総合あっせんの取扱高増加、ゼロネットワークスのATM収入拡大などが貢献し、2.8%増の1223億6600万円を計上した。

通期業績は売上高1兆1950億円(1.7%減)、営業利益404億円(1.4%減)、経常利益377億円(0.4%増)、当期利益99億円を見込む。

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