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ラオックス/店舗整理加速するも損失拡大、当期損失67億8500万円

2009年02月12日 / 決算

ラオックスが2月12日に発表した2009年3月期第3四半期決算によると、売上高は349億3700万円(前年同期比24.9%減)、営業損失44億4000万円(前期は39億4200万円の営業損失)、経常損失42億6600万円(36億200万円の経常損失)、当期損失67億8500万円(39億1700万円の当期損失)と赤字幅か拡大した。

既存店の業績向上を図り、営業力強化のためキャンペーンや価格訴求を強めたプロモーションを実施。パソコンやエアコン、白物家電での省エネ商品など高機能付加価値商品を強化した。また、経営改善計画を作成し、不採算事業の更なる見直しと既存店の強化、秋葉原地区の強化に注力した。

直営の不採算店舗を閉鎖しながら、グループ全体でも連結対象子会社の庄子デンキ、ラオックスヒナタの事業休止を決定。子会社の19店舗を閉鎖し、12月31日現在の店舗数はグループ合計で44店舗、直営37店舗となった。

通期の業績予測は、庄子デンキの営業譲渡による敷金・保証金の返還差益分を特別利益として計上する一方、ラオックスヒナタの敷金保証金・固定資産の減損損失、店舗退店損失、庄子デンキの退店地代家賃振り替えなどの発生で、業績予測値を修正した。

修正後の予測値は売上高411億円(11月時点の予測より4.6%減)、営業損失59億円(当初47億5000万円の営業損失を予測)、経常損失57億円(44億7000万円の経常損失)、当期損失89億円(53億7000万円の当期損失)とさらに赤字が拡大する見込み。

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