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リーガル/売上減少で営業利益69%減

2009年05月15日 / 決算

リーガルコーポレーションが5月15日発表した2009年3月期連結業績によると、売上高374億4700万円(前年同期比4.0%減)、営業利益3億2300万円(69.3%減)、経常利益1億7600万円(83.8%減)、当期利益3500万円(94.2%減)となった。

利益面では、円高による輸入品調達コストの減少、販売管理費の見直しによるコスト削減策の実施などにより、一定の効果は見られたものの、売上減少により、直営店の新規出店による人件費や賃借料などの経費増加分を回収できなかった。

ことし3月に本社土地売買契約を締結したことに伴い、固定資産売却益6100万円を特別利益として、移転関連損失引当金繰入額7億4000万円を特別損失として、再評価に係る繰延税金負債の取崩しによる法人税等調整額6億7500万円をそれぞれ計上。

靴小売部門では、新規に上海リーガル3店舗、クラークスショップ2店舗、ナチュラライザーショップ4店舗、営業譲渡を受けたリーガルシューズ店5店舗を含め計23店舗を出店し、不採算店7店舗を閉店するなどした。直営小売店店舗数は125店舗 (前期は109店舗) 。新規出店による売上の純増により、同部門は増収。同部門の売上高は、160億1100万円(5.4%増)となった。

靴卸売部門は、紳士靴は、主力のビジネスシューズが低迷するなか、新製品の投入や販促キャンペーンなど積極的な営業活動を行ったが、全般として苦戦。婦人靴は、ファッション傾向としてエレガンスタイプが低迷し、カジュアル化が進行するなか、一部のブランドは好調に推移したが、売上高は、204億9600万円(10.2%減)。

次期の業績予想は、売上高369億円、営業利益4億円、経常利益2億5000万円、当期利益1億円。

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