リーガル/夏物バーゲンで在庫削減、4-9月の営業利益改善
2010年10月29日 / 決算
リーガルが10月29日に発表した2011年3月期第2四半期決算によると、売上高158億6600万円(前年同期比6.0%減)、営業利益3億7500万円(前期は3億6000万円の営業損失)、経常利益2億8900万円(4億4000万円の経常損失)、当期損失1800万円(4億5100万円の当期損失)となった。
靴小売業の売上高は74億5900万円、営業損失5200万円となった。ブランド・業態別では、リーガルシューズ店、クラークスショップ、ネット通販は比較的堅調に推移した。
9月中旬から実施したリーガルウィーク(秋のキャンペーン期間)の店頭売上は目標を達成するなど消費復調の兆しも見られた。一方で、昨年は好調であったアウトレット店の売上が減少したこと、ナチュラライザーショップの店頭売上が、全体では前年を上回ったものの、前年下期に開店した店舗の売上純増が主要因であり、既存店ベースでは前年を下回るなど、総じて苦戦した。
成都伊勢丹店 (中国)、青島陽光店 (中国) など計6店舗を出店し、オンディーヌ松本店、ナチュラライザーショップ札幌店など計7店舗を閉店した結果、直営小売店の店舗数は124店舗となった。
靴卸売業の売上高は83億5000万円、営業利益3億1700万円となった。紳士靴では、カジュアル・ウォーキングカテゴリーの商品が引き続き好調で、特に「リーガルウォーカー」は大幅に売上を伸ばすことができたが、ビジネス商品が伸び悩むなど、総じて苦戦した。
一方で、近時取り組んでいるアパレル業種との協業活動は順調であり、従来の顧客層以外からも支持されるなど、ブランド認知度を高めることができた。
婦人靴では、「ビューフィット」のレインシューズなど一部のカテゴリーでは好調に推移したが、サンダルやエレガンス商品が苦戦したことや、9月まで続いた猛暑の影響により、秋物商品の店頭売れ行きが遅れるなど、総じて低迷した。
夏物バーゲン商品在庫が減少したことにより、流通値引が大幅に削減され、利益率改善に寄与した。
通期は売上高345億円(2.3%減)、営業利益5億円(260.2%増)、経常利益4億円(207.0%増)、当期利益2億5000万円(-)の見通し。
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