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ロイヤルHD/当期損失55億9700万円

2009年02月15日 / 決算

ロイヤルホールディングスが2月13日発表した2008年12月期の連結業績によると、売上高は1200億9500万円(前年同期比2.4%減)、営業利益10億7700万円(74.3%減)、経常利益11億9100万円(73.9%減)、当期損失55億9700万円(前期は10億6400万円の当期利益)の赤字決算となった。

特別損失を56億4700万円計上した。主な内訳は、減損損失16億7200万円、店舗閉鎖関連費用見積額引当金14億800万円、のれんの減損損失など15億7500万円、投資有価証券評価損5億7300万円など。

同社の基幹事業である外食事業の売上高は985億3400万円(1.9%減)、営業利益4200万円(98.0%減)。既存店の来客数減少や原材料高騰、人件費上昇などが影響した。36店舗を新規出店する一方で、31店舗を閉鎖した。主力のロイヤルホストでは、新たな取り組みとして、「本格和食」、「美容」、「健康」をキーワードとした「京ぎをん浜作慣習特別メニュー」や「コラーゲンメニュー」など女性向け新商品開発を行うほか、「バリューメニュー」を導入し、新規顧客開拓に努めた。

テンヤコーポレーションは、人気商品「季節の天丼」の改定頻度を上げ顧客の来店動機付けを図った。アールアンドケーフードサービスは、好調なシェーキーズブランド展開を本格化するため、新業態「Cafe Shakey’s」の1号店を明治神宮外苑に出店した。

食品事業では、2007年度の連結子会社1社の持分法適用会社への移動の影響により、売上高は37億6800万円(49.0%減)、営業利益は2億7200万円(59.3%減)となった。機内食事業の売上高は65億7300万円(3.6%増)、営業利益は10億4000万円(4.7%減)。アジア方面路線の搭乗客数が堅調だったほか、福岡空港の機内食事業会社1社を子会社化した。ホテル事業の売上高は112億1800万円(26.5%増)、営業利益7億2600万円(44.0%減)だった。

次期の見通しとして、M&Aなどでグループ入りした子会社の体制の見直しを検討し、事業統括本部を軸としてグループシナジー効果を発揮させる。また、不採算店舗整理を含めた各事業、業態、拠点の見直しを行い、同時に体制整備を進める。中長期的に採算性の見込めるロイヤルホスト店舗の改装を積極的に推進する方針だ。

2009年12月期の連結業績予想は、売上高1120億円、営業利益16億5000万円、経常利益18億円、当期利益2億円を見込む。

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