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ロイヤルHD/既存店不振で1-9月の売上高は減収

2010年10月29日 / 決算

ロイヤルホールディングスが10月29日に発表した2010年12月期の第3四半期の業績は、売上高821億6200万円(前年同期比3.1減)、営業利益20億2000万円(19.3%増)、経常利益21億1800万円(14.7%増)、当期利益10億1100万円(30.8%増)となった。
ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」、天丼・天ぷら専門店「てんや」、ピザレストラン「シェーキーズ」などの外食事業の売上高は648億1200万円(6.2%減)、営業利益は13億4700万円(5.3%減)だった。
主力の「ロイヤルホスト」では、昨年導入し人気商品となった「88サラダ」に引き続き「188サラダ」や「288サラダ」など、リーズナブルな価格帯の商品を導入しニーズに適応したメニューの拡充を図った。
夏季は「海のこくリッチカレー&大地の辛うまカレー」をテーマに28年目となるカレーフェアを開催し、顧客確保に努めた。前期に引き続き、外観視認性や居住性の向上とともに、分煙化を推進する次世代モデルへの改装を実施し、72店舗を改装した。
夏季以降、ロイヤルホストを中心に来客動向の持ち直しの傾向が見られるものの、既存店売上高は前年を超過するまでには至らず、前期の不採算店舗閉鎖の影響もあり減収となった。
損益面は、この数年にM&Aを行い子会社化した事業会社を中心に、店舗オペレーションの効率化、グループシナジーの強化、経費管理の徹底などの改善施策を実施し、一定の成果は出ているものの、売上高の減少分を吸収するには至らず減益となった。
ホテル事業の売上高は103億9300万円(14.5%増)と伸張し、営業利益は7億6100万円(156.4%増)となった。
予約販売方法の拡充や法人向け営業の強化といった営業施策を実施し、既存ホテルの客室稼働率が回復基調であることに加え、前期に開業した青森、秋田、成田、鹿児島の4ホテルも概ね計画通りに進捗した。
通期は売上高1075億円(3.9%減)、営業利益19億円(7.7%増)、経常利益20億円(4.3%増)、当期利益1億円(-)の見通し。

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