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ロイヤルHD/外食事業の人件費増などで、当期損失2億円

2008年11月03日 / 決算

ロイヤルホールディングスが10月31日に発表した2009年3月期中間期決算によると、売上高は902億2200万円(前期比3.1%減)、営業利益12億9900万円(66.7%減)、経常利益14億3900万円(65.7%減)、当期損失2億円(前期は15億100万円の当期利益)と当期利益が大幅に減少した。

主力の外食事業では、諸物価高騰が影響し、主力のロイヤルホストを中心に来客数が減少。売上高は746億2600万円(1.6%減)と微減。損益面では人件費などコストの上昇で営業利益は5億5900万円(75.0%減)の大幅減となった。食品事業では、製造部門と販売部門の連携を強化したが、前期の連結子会社1社の異動が影響し売上高は25億1400万円(59.4%減)、営業利益は1億6100万円(69.0%減)で終わった。

機内食事業は、燃料価格の高騰等で航空会社が合理化を進めたため、機内食を搭載する一部路線が運休となったがアジア方面路線の搭乗客増加、機内食事業会社の子会社化などで売上高は49億3100万円(4.5%増)と増収。損益面てで、原材料価格高騰と人件費上昇で営業利益は7億9100万円(7.5%減)となった。

付帯事業のホテル事業は、5ホテルを中間期に開業、これが増収に寄与し売上高は81億4900万円(27.3%増)と最も伸張した。損益面では、既存ホテルの一部に稼働率低下が見られ、新規出店の開業費用など負担が増加したため営業利益は5億3000万円(49.4%減)と低下した。

通期の業績予測に変更はなく、売上高は1200億円(2.4%減)、営業利益22億円(47.6%減)、経常利益25億円(45.3%減)、当期利益2億円(81.2%増)と大幅減益となる見通し。

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