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ワタミ/3月期の売上高6.7%増、当期利益34.6%減

2009年05月12日 / 決算

ワタミが5月12日に発表した2009年3月期決算によると、売上高は1112億9100万円(前年同期比6.7%増)、営業利益60億4500万円(21.3%増)、経常利益61億600万円(18.2%増)、当期利益25億6100万円(34.6%減)となった。

外食事業は、新規出店を抑制し既存店の営業レベルの改善、業態の整理と主力業態への経営資源の集中に注力。新規出店は国内16店、海外7店の合計23店。また、業態転換を37店で実施した。さらに「然の家」「和民市場」の業態整理、不振店の整理を行った結果19店を撤退し、主力業態の「坐・和民」「わたみん家」への経営資源の集中を図った。

並行して和民業態のブラッシュアップにも取組み、和民と坐・和民のメニュー統合・メニュー変更で、来店客に喜ばれる店づくりを実施した。転換店を含む国内グループ店舗の売上高前期比は98.9%と伸長。海外ではワタミインターナショナルを設立、既存の海外店舗の管理業務の統括と新地域での和民のフランチャイズ展開を行う。農業を含む外食事業の売上高は、916億1800万円となった。

昨年7月に、主に高齢者向けの弁当宅配事業を手がける旧タクショク(現ワタミタクショク)を連結子会社化し、新規事業に参入した。また、メンテナンス・環境事業においては、引き続き外食店舗、介護施設の環境負荷を低減させる仕組みの構築に取組み、売上高は88億6800万円となった。

来期は出店を18店舗に抑制し、既存店の営業レベル改善、「和民」から「わたみん家」への25店舗の業態転換などで売上高1208億円(8.5%増)、営業利益71億円(17.4%増)、経常利益67億円(9.7%増)、当期利益30億円(17.1%増)の見通し。

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