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加アリメンテーション/2Qはガソリン高騰背景に大幅増収増益

2008年11月27日 / 決算海外

米国で「サークルK」などを店舗展開するカナダの小売大手アリメンテーション・クーシェタードが発表した本年度2四半期(今年10月12日までの12週間)決算は、売上高が前年同期比31.2%増の46億ドル、純益が同80%増の9760万ドルを計上した。

同社は大幅な増益の理由について、価格が高騰したガソリンの販売量が米国市場で同10.6%落ち込んだものの、減少分を大きく上回る粗利益率を確保できたためだとしている。ただ、ガソリン高騰に加え、ハリケーンによる一時的な店舗休業、経済情勢の悪化といったマイナス要因があったことも強調している。

カナダ市場では、既存店売上高が1.4%増、ガソリン販売量が2.2%増となった。各種商品、サービスの販売の粗利益率は34.4%。ガソリンの粗利益率は1リットル当たり4.66カナダドルだった。

同社のアラン・ブーシャルド(Alain Bouchard)社長兼CEOは「今期はガソリンの高い粗利益率を久しぶりに計上した。ガソリン販売量の減少、店舗の一時休業、全体的な消費需要の落ち込みなどの影響がある中で、米国市場では好調な業績だった。しかし、今後とも、有利な条件で企業買収が実現できるなどのメリットの可能性もあるにせよ、非常に厳しい経済情勢下で経営の舵取りをしてゆかなければならない」と説明している。(翻訳)

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