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大庄/既存店減収で、第2四半期の売上高1.4%減

2009年04月14日 / 決算

飲食店チェーンの大庄が4月13日に発表した2009年8月期第2四半期決算によると、売上高は440億円(前年同期比1.4%減)、営業利益8億9700万円(20.7%減)、経常利益11億9700万円(6.9%増)、当期利益4億6400万円(29.4%増)となった。

同期は13店舗(自社10店舗、イズ・プランニング3店舗)の出店を実施し、昨年12月13日には壽司岩が行う寿司業態「築地寿司岩」29店舗、外販事業、おせち販売事業を譲受し、100%子会社として再スタートした。さらに、5店舗(自社4店舗、イズ・プランニング1店舗)改装をで実施する一方、経営効率化のため5店舗を閉鎖した。

営業戦略では、11月にグランドメニュー改訂を行った他、「旬・季節」の食材を使用したイベントの強化、専任部隊を中心とした宴会・接待需要の掘り起こしなどに取組んだ。店舗運営体制では営業時間の見直し、ワークスケジュール管理の再構築、主要な販管費のコスト効率化などに注力した。

事業別の概況は、飲食業が壽司岩の売上が加わったものの、既存店売上高が4.3%減となったことなどで、売上高は0.8%減の392億4100万円。期末グループ直営店舗数は37店舗増加の755店舗(自社665店舗、イズ・プランニング62店舗、壽司岩28店舗)となった。

卸売業では、鮮魚卸売子会社の売上不振などで売上高は18.8%減の22億6900万円。不動産事業は、子会社の不動産事業で賃貸物件の空室増加などで売上高は17.0%減の4億6200万円となった。

フランチャイズ事業では、フランチャイズ店舗の売上高減少などで売上高は1.5%減の1億9600万円となった。

その他の事業は、物流子会社が行うグループ外の一般取引先への配送業務が増加し、新潟県佐渡海洋深層水の外販増などで売上高は21.7%増の18億3100万円だった。

通期は売上高893億5000万円(0.3%減)、営業利益25億円(10.5%減)、経常利益30億円(7.5%増)、当期利益11億5000万円(7.3%減)を見込んでいる。

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