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大水/偽装取引で打撃、当期損失9億円計上

2008年11月14日 / 決算

水産物卸の大水が11月13日に発表した2009年3月期第2四半期決算によると、売上高は830億6500万円(前期比2.7%減)、営業利益1億3400万円(33.6%減)、経常利益1億8700万円(31.3%減)、当期損失9億4100万円(前期は8700万円の当期利益)と減収減益となった。

同期は、漁獲変動や燃料高騰の影響で遠洋漁業船の出港数減少など悪条件が重なった。これに同社の元営業部長が他社を利用して行った偽装取引に関連する11億円の支払いが発生したため、請求金額を全額支払い11億円が特別損失として計上されている。

通期は計画どおりの進展が難しく、役員退職慰労引当金の取崩しや役員報酬の減額など経費削減に努めるが、それでも当初の事業計画達成は困難として通期業績予測値を修正した。修正後の予測売上高は1760億円(2.1%減)、営業利益7億5000万円(7.2%減)、経常利益8億5000万円(8.9%減)、当期利益5000万円を見込む。

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