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愛眼/流通効率化、経費圧縮に務めるも当期損失8億9200万円

2009年02月12日 / 決算

愛眼が2月12日に発表した2009年3月期第3四半期決算によると、売上高は170億3400万円(前年同期比13.8%減)、営業損失2億1500万円(前期は8億6800万円の営業利益)、経常損失2億1100万円(9億3000万円の経常損失)、当期損失8億9200万円(2億3500万円の当期利益)の赤字決算となった。

経費圧縮とロス削減に取り組み、メーカーとのタイアップによる集中販売での粗利益率改善や、配送センター稼動による流通の効率化などに努めた。眼鏡小売部門では、店舗ごとにオリジナルプライベート商品を中心とした高品質の商品提案、顧客ターゲットを絞り込んだ特別商談会の実施、電話によるアフターフォローの充実などに取り組み、下取りセールも実施。

また、8店舗を出店、15店舗を閉鎖し、不採算店のスクラップ・アンド・ビルドを進めた。眼鏡販売着数は回復しつつあるものの単価は下げ止まらず、サングラスの販売不振、コンタクト部門の縮小などもあり売上高は161億4400万円(13.6%減)の大幅減となった。

写真館部門は、撮影装置のデジタル化による引渡しのスピード化と子供写真、振袖・婚礼写真など幅広いニーズへ対応する体制で競合店に対抗したが、売上高は1億1700万円(6.3%減)にとどまった。眼鏡卸売部門は、大手など競合店の出店などにより得意先小売店の業績が低迷、売上高は7億7200万円(18.3%減)にとどまった。

通期の業績予測は事業環境の悪化と同期の実績を踏まえ、業績予測を修正した。修正後の予測値は全社売上高222億5000万円(13.4%減)、営業損失6億500万円、経常損失6億1000万円、当期損失14億2600万円と赤字が継続する見通し。

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