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鈴丹/減収減益、当期損失1億8400万円

2009年04月05日 / 決算

鈴丹が4月3日に発表した2009年2月期決算によると、売上高は187億4400万円(前年同期比8.3%減)、営業利益1億2500万円(6.9%増)、経常利益1億2500万円(10.4%減)、当期損失1億8400万円(前期は2億5000万円の当期損失)の減収減益となった。

部門別の概況は、レディス小売部門が春・夏はワンピース、ショートパンツなどが好調に推移。秋・冬はムートンやファーなどがキーアイテムの役割を果たした。しかし、黄金週間後の品揃えの切り替え対応が遅れたほか、暖冬も相まって既存店売上高は前期比9.1%減となった。店舗状況は12店舗を新規出店し、4店舗で改装を実施。14店舗を閉鎖し期末店舗数は278店舗。売上高は7.8%減の176億8000万円となった。

メンズ小売部門では、春・夏はニット、カットソーなどが人気商品だったが、秋・冬は防寒物が苦戦した。全体的にボトムスやベルトなどが大苦戦し、既存店売上高は12.8%減となった。店舗状況は3店舗を出店し、1店舗を閉鎖したため期末店舗数は20店舗、売上高は16.3%減の10億5800万円となった。このほか衣料卸売部門は、子会社の鈴丹時装有限公司の販売業務拡大で、外部向け卸売実績は500万円(692.1%増)となった。

次期は中期経営計画に沿った展開で売上高182億2200万円(2.8%減)、営業利益5億3000万円(321.0%増)、経常利益5億円(297.7%増)、当期利益6000万円と増益に転じる見通し。

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