髙島屋/2009年2月期第3四半期、減収減益、通期見通し1兆円割る
2008年12月28日 / 決算
髙島屋が12月26日に発表した2009年2月期第3四半期の業績は、売上高7226億8900万円(前年同期比4.7%減)、営業利益202億9400万円(24.2%減)、経常利益227億8500万円(24.5%減)、当期利益109億6800万円(12.8%減)と減収減益となった。
主力の百貨店業は、株価下落による逆資産効果は、高額品を中心に急激な購買意欲の減退を引き起こし、国内の百貨店事業売上高計は前年を下回るなど、減収減益となりました。
その他の事業は、建装事業は髙島屋スペースクリエイツが、前年の新宿店改装における大型受注分の減少を補うことができず、また市場環境の悪化による同業他社との厳しい価格競争等により受注状況が大幅に悪化し、減収減益。
不動産事業は東神開発が、昨年8月に信託受益権を取得した博多リバレインと10月に開業した柏髙島屋ステーションモール新館の収入増があったが、既存ショッピングセンターの売上低迷による賃料収入の減少を販売管理費の削減で吸収できず、増収減益。
金融業は髙島屋クレジットが、昨年3月に発行した「タカシマヤカードゴールド」の会員数増による取扱手数料の増加に加え、カード会員の年会費収入の増加などにより、増収増益となった。
通期見通しは、世界的な金融危機に端を発した景気後退による経営環境の悪化、個人消費の冷え込みは今後も更に厳しくなることが予想されるため、売上高9778億円、営業利益240億円、経常利益272億円、当期利益113億円と下方修正した。
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