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ABCマート/売上11.4%増、営業利益6.2%増

2009年10月07日 / 決算

エービーシー・マートが10月7日発表した2010年2月期第2四半期業績によると、売上高546億5500万円(前年同期比11.4%増)、営業利益120億1100万円(6.2%増)、経常利益125億2100万円(13.0%増)、当期利益70億1400万円(12.7%増)となった。

期初に策定した販売戦略を実行し、商品カテゴリーごとにデザイン・機能・価格などの特徴を訴求する商品開発や販売促進を強化し、消費者の購買意欲の喚起に注力した。積極的な出店を行い、国内については12店舗、上半期で年間出店計画の半数を超える41店舗の新規出店を行った。子会社が展開する韓国でも四半期で5店舗、上半期で10店舗の新規出店を行った。

国内事業では、商品面については、登山やハイキングのシーズン需要を取り込むため、新聞広告で販促を仕掛けたトレッキングシューズやウォーキングシューズを中心としたレザーカジュアルシューズの売れ行きが好調だった。レディースシューズについては、今春に投入した本革使用のハイソールスニーカーの廉価帯商品が好評となった。

レディースサンダルやレインブーツの品ぞろえを充実させ、新しい顧客層を開拓した。夏は、キッズのランニングシューズの品ぞろえを豊富にしたことから、売上が伸長した。サンダルは、景気の悪化による買い控えが響き、落ち込んだ。店舗展開については、年間55店舗の出店計画に対し、四半期で12店舗、上半期で41店舗の出店を進めた。国内店舗数は481店舗(閉店4店舗)。同四半期の出店の特徴としては、アウトレットでナショナルブランドの専門店を2店舗出店した。

第2四半期連結会計期間(3か月)の国内店舗の売上高増収率については、全店(通信販売含む)で13.7%増、既存店で1.3%減。客数は既存店で4%増だったが、景気の悪化による買い控えから、客単価は5%ほど減少した。上半期(6か月)の売上高増収率については、全店(通信販売含む)で12.8%増、既存店で1.9%減となった。国内売上高は501億8100万円(12.8%増)、営業利益113億2500万円(9.2%増)だった。

海外は、韓国の連結子会社ABC-MART KOREAが同四半期に5店舗、上半期に10店舗出店し、店舗数は62店舗となった。第2四半期(6か月)の同社の業績は、前年同期の為替水準に対して円高ウォン安であったため、売上高46億7300万円(0.8%増)、営業利益7億200万円(21.8%減)となった。海外における売上高は46億7300万円(0.8%増)、営業利益7億3800万円(21.7%減)となった。

通期の業績予想は、売上高1087億5000万円、営業利益217億3000万円、経常利益220億7000万円、当期利益120億5000万円の見通し。

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