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さいか屋/第1四半期の当期利益71億円、債務免除などで債務超過解消

2010年07月15日 / 決算

さいか屋が7月15日に発表した2011年2月期第1四半期決算によると、売上高は134億7100万円(前期比9.1%減)、営業利益3億3000万円(前期は6100万円の営業損失)、経常利益2億1300万円(1億7300万円の経常損失)、当期利益71億8800万円(4億8000万円の当期損失)となった。

百貨店業では2月1日に取引金融機関が事業再生計画案に同意し、事業再生ADR手続が成立した。計画に基づき、第1四半期に川崎店などの売却・引渡を行い、売却益42億1200万円が発生した。また、取引のある7金融機関から26億4000万円の債務免除、1金融機関から7億4100万円の債務の株式化の実行を受け、債務超過を解消した。

また、横須賀店大通り館を5月11日に閉館し、1館体制にするほか、5月28日に川崎店4階に紳士服のサカゼンを導入するほか、希望退職などで185名の人員削減を図り、ローコストオペレーションを実行した。

百貨店の販売戦略では、全社を束ねるそれぞれの営業企画部門を本社に設置し、新しい企画の実行を実行する。外商機能も見直し、顧客のニーズをコーディネートする「コンシェルジュ」を配置する。さらに6月初旬に川崎店と横須賀店に「ロイヤルラウンジ」をオープンした。

通期は売上高455億円(20.4%減)、営業利益6億7000万円(2.4倍)、経常利益2億6000万円、当期利益71億6000万円を見込んでいる。

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