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メディパルHD/4-9月は医薬品が順調で営業利益69%増

2010年10月29日 / 決算

メディパルホールディングスが10月29日に発表した2011年3月期第2四半期決算によると、売上高1兆3190億1500万円(前年同期比3.8%増)、営業利益156億8500万円(69.6%増)、経常利益196億9300万円(45.3%増)、当期利益47億1400万円(51.3%増)となった。
医療用医薬品等卸売事業の売上高は9221億8100万円(3.1%増)、営業利益は98億4600万円(194.3%増)となった。
医療用医薬品の販売は、4月1日に薬価基準が平均6.5%引き下げられた影響があったものの、新製品や需要が拡大する生活習慣病薬の販売を積極的に展開したことにより、順調に推移した。
物流の全体最適を実現するため、完全子会社のメディセオ(東京都中央区)は、大阪府八尾市に最新鋭のエリア・ロジスティクス・センターとして南大阪ALCを建設し、6月から稼働した。対象エリアでの営業拠点の集約を順次行い、8月から南大阪ALCは大阪南部や奈良、和歌山へ商品供給をしている。
化粧品・日用品、一般用医薬品卸売事業の売上高は3761億9400万円(0.5%増)、営業利益は50億8900万円(13.8%減)となった。
売上高は、店頭起点・生活者起点の発想に立った、販売先店舗の収益に貢献する物流サービス機能やマーチャンダイジング機能の強化に努めた結果、前年同期と同水準で推移した。
全国物流網の強化のため、沖縄地区(沖縄県うるま市)で物流センター建設用地を4月に取得し、建設に着手した。また、大阪府高槻市において得意先の物流受託のための物流センター稼動に向けて準備を進めている。
動物用医薬品の販売などの関連事業の売上高は218億2000万円、営業利益は4億200万円だった。
通期は売上高2兆6540億円(4.2%増)、営業利益312億円(69.3%増)、経常利益394億円(47.0%増)、当期利益147億円(650.8%増)の見通し。

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