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イオン九州/2月期は経費削減で営業利益6倍

2011年04月06日 / 決算

イオン九州が4月5日に発表した2011年2月期決算は、売上高2546億6200万円(前年同期比1.6%減)、営業利益29億6700万円(513.4%増)、経常利益27億8500万円(536.9%増)、当期利益12億4800万円(29.8%増)となった。
既存店の客数は1.1%減、客単価0.1%増、買上点数0.7%増だった。売上総利益率は、商品の値入率の改善や在庫の削減効果などにより27.4%となり、0.3ポイント改善した。
商品部門別売上高は衣料品581億3500万円(2.8%減)、食料品1121億7000万円(1.1%減)、住居余暇商品424億2100万円(0.4%増)、HC商品264億6100万円(4.8%減)だった。
新たなスタイルのHCとして、今までのHCの品揃えを見直し、園芸用品やペット用品売場を拡大したほか、加工食品やドラッグ売場を新設した「スーパーワイドマート(SWM)佐伯店」(大分県佐伯市)を 2010年6月に開店した。10月には、「SWM溝陸(みぞろく)店」(長崎県大村市)をオープンした。
2010年4月には、戸畑サティ(北九州市)を「イオン戸畑ショッピングセンター」と名称変更しリニューアルオープンした。2010年1月から展開を開始している「イオンサイクルショップ」には、福岡市近郊を中心として8店舗を出店し、合計で9店舗になった。一方で2店舗を閉店した。
水道光熱費の見直しなど、設備費を中心に店舗運営コストを削減。チラシの見直しや装飾の削減など販促費の削減に取り組んだ。 従業員から経費削減提案を募集する「チリ山キャンペーン」を実施し、成功事例の水平展開を行うなど、経費構造改革に努めた。
来期は売上高2578億円(1.2%増)、営業利益33億円(11.2%増)、経常利益30億3000万円(8.8%増)、当期利益9億円(27.9%減)の見通し。

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