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いなげや/3月期は既存店改装で営業利益11%増

2011年05月10日 / 決算

いなげやが5月10日に発表した2011年3月期決算によると、売上高2199億4200万円(前年同期比1.7%減)、営業利益37億8400万円(11.2%増)、経常利益40億7100万円(10.9%増)、当期利益7億7300万円(41.0%減)となった。
スーパーマーケット事業の売上高は1761億1500万円(2.7%減)、営業利益28億8400万円(9.7%増)となった。既存店売上高は3.3%減。
昨年導入した「ing・fan(アイエヌジー・ファン)カード」を活用した当社独自のポイントシステムによる販売促進を強化するなど、継続的な固定客拡大に努めた。
2010年6月に新狭山駅前店(埼玉県狭山市)をはじめ、「価格に頼らない、楽しい、美味しそうな、鮮度感あふれる商品づくり・売場づくり」の具現化を目指したニューSSMタイプとして2011年2月に志木柏町店(埼玉県志木市/スクラップ&ビルド)、同年3月に保谷駅南店(東京都練馬区)、川崎下小田中店(川崎市中原区)の合計4店を新規開設した。
既存店ではニューSSMタイプへの改装を大泉学園店(埼玉県新座市)など6店舗に実施した。小型店のビジネスモデルと位置付けている「INA(い~な)21」への改装を練馬中村南店(東京都練馬区)など6店舗に実施するなど活性化をすすめた。一方、スクラップ&ビルドにともない1店舗、契約満了などにより3店舗を閉鎖、期末店舗数は125店舗となった。
ドラッグストア事業の売上高は341億7100万円(4.3%増)、営業利益6億7800万円(47.4%増)となった。
主力50品目の販売強化ならびに創業20周年企画による集客拡大をはかるとともに、ヘルス&ビューティ売場など店舗内人員の再配置・登録販売者増員による営業力の向上に努めた。
2011年3月に調布国領店(東京都調布市)など当連結会計年度中に6店を新設し(いなげや店内への調剤専門店1店舗を含む)、当連結会計年度末時点での店舗数は98店舗になった。
前年に新型インフルエンザ関連商品の特需があった反動もあり、既存店売上高は2.1%減少したが、新店が売上高に大きく寄与し、全店では増収となった。
来期は、売上高2245億円(2.1%増)、営業利益39億円(3.1%増)、経常利益42億円(3.2%増)、当期利益14億円(81.0%増)の見通し。

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