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いなげや/売上高0.9%減、営業利益9.5%減

2010年02月02日 / 決算

いなげやが2月2日に発表した2010年3月期第3四半期決算によると、売上高は1725億2700万円(前年同期比0.9%減)、営業利益20億6500万円(9.5%減)、経常利益22億6500万円(9.0%減)、当期利益9億6400万円(16.3%増)となった。

第3四半期のスーパーマーケット事業は、価格政策などを見直し、固定客の拡大のため店舗サービス機能の強化に取組んだ。このため独自のポイントシステムを持った「ing・fanカード」を98店舗に導入した。

店舗面では、11月-12月に2店舗をスクラップ・アンド・ビルドで新設し、小平市の1店舗を惣菜強化型店舗に改装した。一方で、スクラップ・アンド・ビルドで5店舗を閉店し、期末店舗数は127店舗(うち惣菜強化型店舗は12店舗)となった。

販売面では新店の売上寄与などが見られたが、1点当たりの買い上げ単価の下落傾向と客数の減少に見舞われ、既存店売上高は6.1%減で推移した。スーパーマーケット事業の売上高は1541億4400万円(2.5%減)となった。

ドラッグストア事業は、改正薬事法に対応した営業体制の確立に努め、調剤、ヘルスケアなど各部門の品揃えを充実させた。第3四半期は累計で7店舗を出店し、期末店舗数は91店舗、事業売上高は259億4100万円(9.0%増)となった。全社的には、物流費の見直しで営業収入が増加したものの、売上総利益の減少で営業総利益は9700万円減少し、営業利益に影響した。

通期は売上高2328億円(2.0%増)、営業利益38億2000万円(3.5%減)、経常利益41億円(2.9%減)、当期利益18億円(7.1%増)を見込んでいる。

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