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J.フロントリテイリング/3月~5月の当期損失8億7100万円

2011年06月28日 / 決算

J.フロントリテイリングが6月28日に発表した2012年2月期の第1四半期決算は売上高2201億6100万円(前年同期比3.0%減)、営業利益23億8500万円(22.4%減)、経常利益25億7700万円(29.1%減)と減収減益だった。
なお、資産除去債務会計基準の適用に伴う影響額として22億5400万円の特別損失を計上したことから当期損失8億7100万円(前年同期は18億7700万円の当期利益)となった。
百貨店事業は、「新百貨店モデル」の集大成として大丸梅田店を4月19日に全館グランドオープンし、上層階への大型テナント導入のほか、ターゲットやコンセプトを明確にした「スペシャリティゾーン」を数多く展開するなど、従来の百貨店の枠にとらわれない店づくりで、激化する地区内での競争力強化を図った。
大丸札幌店に若い女性向けのスペシャリティゾーン「うふふガールズ」を導入したほか、大丸心斎橋店北館に生活雑貨フロアを構築するなど、各店舗で魅力ある店づくりと顧客層の拡大に取り組んだ。
また、雑貨小売業「プラザ」等を展開するスタイリングライフ・ホールディングスを3月に持分法適用関連会社化し、相乗効果発揮に向けた取り組みを開始し、あらゆる経費構造の抜本的な見直しや人的生産性を中心とする経営効率の向上に取り組んだ。
震災の影響で3月に大きく落ち込んだ売上高は月を追うごとに回復し、5月は対前年プラスに転じました。
通期は売上高9440億円(0.6%減)、営業利益175億円(13.9%減)、経常利益172億円(18.5%減)、当期利益60億円(32.3%減)を見込んでいる。

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