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J.フロント/3~8月は売上高2.4%減、営業利益1.5%減

2011年10月11日 / 決算

J.フロントリテイリングが10月11日に発表した2012年2月期第2四半期決算によると、売上高4554億4000万円(前年同期比2.4%減)、営業利益72億4300万円(1.5%減)、経常利益77億1000万円(6.2%減)、当期利益22億8200万円(37.8%減)となった。
百貨店事業では、業態革新を目指す「新百貨店モデル」の集大成として大丸梅田店を4月19日に全館グランドオープンし、上層階への大型テナント導入のほか、ターゲットやコンセプトを明確にした「スペシャリティゾーン」を数多く展開するなど、従来の百貨店の枠にとらわれない新しい店づくりを通じて、競合が激化する地区内での競争力強化をした。
大丸札幌店に若い女性向けのスペシャリティゾーン「うふふガールズ」を導入したほか、大丸心斎橋店北館において新しい生活雑貨フロアを構築するなど、各店舗で魅力ある店づくりと顧客層の拡大に取り組んだ。
「新百貨店モデル」構築を加速するため、自主編集売場の強化を目的に仕入から販売までを一体として事業運営できる組織を新たに設置するとともに、マーケット対応の一層の迅速化に向けてMD部門組織全体を再編し、9月からスタートした。
グループ全体の成長力強化に向けては、インターネットなどの通販事業の強化に向け、グループ内通販事業を再編・統合し、3月からJFRオンラインとして新たにスタートした。
若い女性に支持されている雑貨小売業「プラザ」等を展開するスタイリングライフ・ホールディングスを3月に持分法適用関連会社化し、相乗効果発揮に向けた取り組みを開始した。
通期は、売上高9450億円(0.5%減)、営業利益193億円(5.0%減)、経常利益195億円(7.5%減)、当期利益76億円(14.2%減)の見通し。

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