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近鉄百貨店/3月~5月は賃料改善で営業利益2.3倍

2011年07月13日 / 決算

近鉄百貨店が7月13日に発表した2012年2月期第1四半期決算によると、売上高692億4900万円(前年同期比1.4%減)、営業利益4億800万円(133.7%増)、経常利益2億7300万円(59.7%増)、当期利益4億1300万円(前期は1億700万円の当期損失)となった。
3月以降百貨店や商業施設の増床オープン、新規開業が相次ぎ、いよいよ本格化した大阪地区における競争に打ち勝つため、阿倍野店の増床計画を推進し、業務の効率化を進め、2014年度を目途とする経営数値目標の達成に向け注力した。
百貨店業では、奈良店、和歌山店、四日市店において地域一番店にふさわしい売場改装を婦人服、婦人洋品を中心に実施し、桃山店では専門店ゾーンを拡大する全館改装などを行ったが、東日本大震災による買控えや、春先の天候不順による個人消費の低迷により、減収となった。
一方、費用面では、前期末にHOOPを取得したことによる賃借料の減少などにより削減が進み、収益性が改善した。
通期は売上高2900億円(1.9%減)、営業利益29億円(6.2%減)、経常利益18億円(22.1%減)、当期利益15億円(16.5%減)の見通し。

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