流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





ワコールHD/4月~6月はワコール事業好調で増収増益

2011年07月29日 / 決算

ワコールホールディングスが7月29日に発表した2012年3月期第1四半期決算によると、売上高418億4500万円(前年同期比2.1%増)、営業利益35億2100万円(40.8%増)、当期利益39億5900万円(109.0%増)となった。
ワコールブランド事業本部では、ワコール人間科学研究所の研究成果「からだのエイジング(加齢による体型変化)」を2010年4月に発表して以降、基幹商品であるブラジャーが回復基調となり、春のキャンペーン商品を中心に総じて順調に推移した。
季節商品の肌着については、一部商品が欠品したことや他社の低価格商品の影響を受け、前年同期を下回ったが、主力のワコールブランド事業本部全体の売上は前年同期を超えた。
今期からボリュームゾーンでのシェア拡大に向けて組織改編を実施した小売事業本部(旧SPA事業部)につきましては、主に直営店「AMPHI(アンフィ)」において、ブランド認知度向上に伴い入店客数が増加したことや客単価が上昇したこともあり、売上を伸ばした。
アウトレットモールで展開する「ワコールファクトリーストア」は、一部で震災による店舗の被害があったものの全体としては好調に推移し、小売事業本部全体の売上は前年同期を上回った。
通期は、売上高1677億円(1.2%増)、営業利益78億円(83.3%増)、当期利益84億円(124.7%増)の見通し。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧