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ワコールHD/ピーチ・ジョンは減収減益、SPA・通販は前年並み

2009年10月29日 / 決算

ワコールホールディングスは10月29日に発表した2010年3月期第2四半期の決算で、ピーチ・ジョンについて、通信販売は春・夏号ともに受注金額が前年同期を下回ったと公表した。

8月に発行した秋号も低調な出足で、7月に店舗を新宿に初の路面店も開設し、店舗数は前年に比べ3店舗増え、売上も前年同期を上回ったが、通信販売の縮小が大きく、ピーチ・ジョン全体では前年同期を下回ったとしている。

利益面ではカタログ発行部数の削減や交通広告の縮小などの経費削減に取組んだが、売上低下に伴い営業利益は前年同期を下回ったとしている。

なお、ワコールホールディングスのSPA(製造小売)事業は、複数あったショップブランドを整理し、「AMPHI(アンフィ)」をマスターショップブランドとして統一することに取組み、中心価格を引き下げ、購買客数と購入商品点数は増加したが、一人当たり購入金額が減少し、全体の売上は前年同期並みだった。

また、ワコールの子会社でSPA事業を行うウンナナクールでは、「ななふん」に続く新製品「きんち
ゃくブラ」が好調で、7月からはファッション製品や雑貨などを扱うインターネットショッピングサイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」へも出店したものの、入店客数の減少などによりウンナナクール全体の売上は前年同期をやや上回る程度に留まったという。

通信販売事業は、主力のカタログ販売では購買客数は前年を上回ったものの、一人当たりの購入金額が前年を下回り、売上は前年同期を下回ったが、インターネット販売は購買客数、一人当たり購入金額ともに前年を上回り、順調に推移しています。これらの結果、通信販売事業全体の売上は前年同期並みに留まったとしている。

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