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加藤産業/10月~6月は震災需要で増収増益

2011年08月09日 / 決算

加藤産業が8月9日に発表した2011年9月期第3四半期決算によると、売上高5244億900万円(前年同期比6.2%増)、営業利益80億3800万円(17.8%増)、経常利益87億1200万円(17.1%増)、当期利益45億5900万円(11.5%増)となった。
大手量販店、食品スーパー並びに出店拡大が顕著なドラッグストア、ディスカウントストア等への販売が堅調に推移したことに加え、東日本大震災の影響で、飲料、インスタント食品、缶詰類等を中心に一時的な需要が生じたこともあり、好調に推移した。
低温流通事業は、外食需要の低迷により、飲食店等への販売は厳しい状況だったが、大手食品スーパーを中心に、内食需要に対応した家庭用冷凍食品、惣菜等の売上を拡大した。
酒類流通事業は、外食需要の低減、消費者の低価格志向並びに若年層のアルコール離れ等により、酒類消費市場の縮小傾向はますます顕著になっている。
震災の影響により売上構成比の高いビール系飲料の供給が安定せず、それに伴い小売市場での販促活動も自粛気味となり、売上の確保が厳しい状況で推移したが、主要得意先との取り組み強化を図った。
通期は、売上高6950億円(4.4%増)、営業利益101億5000万円(9.0%増)、経常利益110億円(10.2%増)、当期利益56億5000万円(12.2%増)の見通し。

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