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クロスプラス/1~10月は売上高1.7%増、営業損失11億4800万円

2011年12月09日 / 決算

クロスプラスが12月9日に発表した2012年1月期第3四半期決算によると、売上高568億9700万円(前年同期比1.7%増)、営業損失11億4800万円(前期は13億7300万円の営業損失)、経常損失10億5700万円(11億3900万円の経常損失)、当期損失7億4400万円(10億2200万円の当期損失)となった。
アパレル業界では、震災直後に個人消費が急速に落ち込むなど厳しい状況で推移したが、震災後の自粛ムードからは脱しており、衣料品に対する購買意欲は持ち直しつつある。
製造卸売グループでは、変化する小売市場に対応するため、得意先との協業による売場提案型のトータルコーディネート販売の強化を図るとともに、販売・生産・物流の効率化に取り組んだ。
SPAグループでは、震災直後に落ち込んだ直営店舗の売上回復に努めるとともに、経費圧縮をはじめ収益改善に取り組んだ。
SPAグループでは、渋谷109系SPA事業での震災後に落ち込んだ店舗売上の回復の遅れとキャリア&ミセス系SPA事業での前年からの不採算店舗の撤退により減収となったものの、製造卸売グループで売場提案型のトータルコーディネート販売の強化により、量販店や専門店向けの大手得意先への売上が順調に推移したため増収となった。
製造卸売グループで、実需期に秋物商品が好調に推移し、売上総利益が144億9700万円(4.7%減)と前年同水準までには至らなかったものの、震災後の著しい落ち込みからは回復したことに加え、販売費・一般管理費を156億4500万円(5.7%減)に削減し、営業損失は縮小した。
通期は、売上高815億円(1.4%増)、営業利益5億円(390.2%増)、経常利益6億円(74.7%増)、当期利益1億円(-)の見通し。

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