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チヨダ/3~11月の売上高2.4%減、営業利益2.3倍

2012年01月11日 / 決算

チヨダが1月11日に発表した2012年2月期第3四半期決算によると、売上高1155億800万円(前年同期比2.4%減)、営業利益83億4400万円(132.5%増)、経常利益87億9900万円(115.7%増)、当期利益35億2600万円(242.1%増)となった。
靴事業の売上高は860億6200万円(1.2%減)となった。東日本大震災の影響により3月は大幅な減収となったが、被災地を中心とした東北地区の牽引と営業統括本部による単価ダウン抑制政策等により既存店は4月以降6か月連続を含む7か月において前年を上回る状況で推移した。
商品面では、ブランドキャラクターとして有名タレントを起用している紳士靴「ハイドロテック」を対象に「父の日キャンペーン」の新聞広告(6月実施)を実施し好評を得た。
3月に新たにローンチし有名タレントを起用した女性用トーニングシューズ「セダー・クレスト・デュオモーションズ」はTVCMや4月と10月にアド・トレインを走行させるなど販売促進活動を行い爆発的な売上をあげた。
昨年からマーケティング本部全国販促グループが中心となり定期的に実施した「高品質・低価格」の「990プロジェクト」「1990プロジェクト」等がTVに取り上げられるなど話題と支持を集め既存店売上増に貢献した。この結果、PBとNPB等のシェアは3ポイント増の約32%となった。
粗利益率は、PBとNPB等のシェアの増加と、個別催事毎に粗利益率の目標を定めPDSAサイクルを用いた管理を導入し低粗利商品の投入の抑制を行なうとともに、チラシ時の過度な値下げの抑制を実施したことにより、上昇した。
経費面では、人件費の抑制及び慎重な出店と赤字店の閉店を進めた効果もあり、計画より削減となった。
シュープラザ、東京靴流通センターを中心として出店27店、退店35店を実施し、期末店舗数は1157店(31店減)となった。
通期は、売上高1531億5500万円(2.5%減)、営業利益97億8700万円(93.6%増)、経常利益104億1900万円(82.0%増)、当期利益39億1700万円(274.1%増)の見通し。

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