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マクドナルド/12月期は売上高6.6%減、営業利益0.2%増

2012年02月09日 / 決算

日本マクドナルドホールディングスが2月9日に発表した2011年12月期決算は、売上高3023億3900万円(前年同期比6.6%減)、営業利益281億8200万円(0.2%増)、経常利益276億1200万円(1.7%増)、当期利益132億9800万円(69.1%増)となった。

2011年度は、前年度に実施した433店舗の戦略的閉店、フランチャイズ化と震災等の影響により、全店売上高、連結売上高はマイナスとなった。

大型ドライブスルー店舗の推進やフランチャイズ改革等の戦略を実施する一方、震災後、経費の削減に努めた結果、営業利益、経常利益、当期利益とも上場以来最高を更新した。

システムワイドセールスは戦略的閉店による店舗数減少の影響で、5350億8800万円(1.4%減)となった。しかし、1店舗あたりの平均売上高は、戦略的閉店を含む店舗開発戦略の進捗により前年を上回る結果となり、収益基盤は確実に強化された。

売上原価は、ロイヤルティ料率の上昇、原材料費の上昇など外的な悪化要因はあったものの、フランチャイズ化や戦略的閉店により、1店舗あたりの売上高が上昇し、店舗における経費管理を適切に実施した結果、売上原価率は0.1ポイント改善した。

東日本大震災による収益の悪化を契機に、全ての本社支出について抜本的見直しを行い、人員配置の最適化、マーケティングROIの追求、企業努力による削減等の視点から適切な経費管理をした。その結果、販売費・一般管理費は41億300万円減少した。

来期は、売上高3050億円(0.9%増)、営業利益294億円(4.3%増)、経常利益284億円(2.9%増)、当期利益160億円(20.3%増)の見通し。

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