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JR西日本伊勢丹/JR大阪三越伊勢丹不振で94億円の債務超過

2013年01月31日 / 決算

西日本旅客鉄道は1月30日、ジェイアール西日本伊勢丹の2013年3月期第3四半期末の累積債務が274億円になったことを明らかにした。

ジェイアール西日本伊勢丹は、ジェイアール京都伊勢丹とJR大阪三越伊勢丹を運営。資本金と資本余剰金の合計額は180億円で、累積債務274億円を差し引くと94億円の債務超過となる。

JR大阪三越伊勢丹の不振が要因で、2012年4月~12月の同店の売上高は228億円(前年同期比0.9%減)、通期売上は340億円を見込む。2013年3月期も通期で営業損失となる業績予想だ。

一方、JR西日本SC開発がJR大阪三越伊勢丹の隣で運営するファッションビル「ルクア」の2012年4月~12月の売上高は270億円(5.5%増)で、通期売上は340億円の見込み。昨年同様に、計画比を上回る好調さを維持しているという。

JR西日本は、JR大阪三越伊勢丹の抜本的な再建策が必要としている。

再建策は、JR大阪三越伊勢丹の売場面積を縮小し、隣接する「ルクア」が新たに売場を運営し、テナントリーシングにより、収支を改善するなど複数の選択肢を検討しているという。

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