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近鉄/3月期の流通業は5.2%減の3794億円

2013年05月10日 / 決算

近畿日本鉄道が5月10日に発表した2013年3月期決算によると、流通業の売上高は3794億5300万円(前年同期比5.2%減)、営業利益45億8000万円(22.2%増)となった。

売上高は減収となったが、百貨店部門で前期に実施した構造改革により経営効率を高めたため増益となった。

百貨店部門は、都心大型店である阿倍野店は、あべのハルカス近鉄本店のオープンに向け新規取引先との出店交渉を鋭意推し進めるとともに、ソフト面・ハード面の仕組みづくりに格段の努力をした。

地域中核店は、四日市店、奈良店、上本町店で改装を実施し、引き続き地域のお客に支持される売場づくりに努めた。

専門店ビルは、2014年春のあべのハルカスのグランドオープンに照準を合わせ、阿倍野店に隣接したHOOPの大規模改装に着手したほか、四日市店に隣接するスターアイランドでは開業以来の全館改装を実施し、広域から集客力のある大型専門店を導入した。

一方、山口県周南市の近鉄松下百貨店は、他業態との競争激化などにより事業継続は不可能であると判断し、2月28日をもって、営業を終了した。

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