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ファーストリテイリング/8月期は売上高21.0%増、営業利益2.8%減

2014年10月09日 / 決算

ファーストリテイリングが10月9日に発表した2014年8月期決算は、売上高1兆3829億3500万円(前年同期比21.0%増)、営業利益1304億200万円(2.8%減)、税引前利益は1354億7000万円(13.0%減)、当期利益793億3700万円(26.2%減)となった。

営業利益が減益となった要因は、JBrand事業において減損損失193億円、店舗の減損損失46億円を計上した影響によるもの。当期利益では、金融収益が前期の222億円から今期は60億円に減少したことにより減益幅が大きくなった。

国内ユニクロ事業の売上高は7156億円(4.7%増)、営業利益は1063億円(11.6%増)と増収増益となった。増収となったのは、既存店売上高が1.9%増収となったこと、スクラップ&ビルドによる店舗の大型化で1店当たりの売上収益が増加したことによる。期末の国内ユニクロの直営店舗数は831店(フランチャイズ店21店除く)だった。

海外ユニクロ事業の売上高は4136億円(64.7%増)、営業利益は329億円(165.1%増)と、大幅な増収増益となった。特にグレーターチャイナ(中国・香港・台湾)、韓国、欧州は、好調な既存店売上高の伸びが続いており、大幅な増収増益を達成した。

海外ユニクロ事業全体の期末の店舗数は、187店舗の633店まで拡大した。グレーターチャイナは、大幅な増収増益で、期末店舗数は374店となった。韓国も、既存店売上高の増収が続き、計画を上回る増収増益となり、期末店舗数は133店となった。

東南アジア・オセアニア地区では、増収増益を達成し、期末店舗数は80店舗となった。4月にオーストラリアのメルボルンへ初出店した1号店も順調な業績で推移した。

米国事業では、上期の業績は好調に推移したが、下期は冷夏の影響と新規出店の前倒しによる経費増で、赤字幅はほぼ前年並みとなった。

欧州事業(英国・フランス・ロシア・ドイツ)は増収増益を達成した。4月にドイツへ初出店したベルリンのグローバル旗艦店も順調な売上を達成した。

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