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TSI/3~11月は売上高1.0%減、営業利益20億9500万円

2015年01月14日 / 決算

TSIホールディングスが1月14日に発表した2015年2月期第3四半期決算は、売上高1326億4000万円(前年同期比1.0%減)、営業利益20億9500万円(前期は7900万円の営業損失)、経常利益36億2500万円(92.8%増)、当期利益7億4700万円(26.4%増)となった。

アパレル関連事業の売上高は、1302億8500万円(0.7%減)となった。今期から、東京スタイルとサンエー・インターナショナルのアパレル事業を会社分割により5つの事業会社に再編するとともに、他の事業会社も持株会社直下の子会社となる2層構造に再編し権限を大幅に委譲することで、グループ各社が固有の強みを最大限に発揮しフレキシブルでスピーディーな事業運営が可能となる組織体制とした。

マーケット状況が厳しくなる中で、オリジナリティー溢れる商品政策と特色ある店舗政策を展開する「マーガレット・ハウエル」「アプワイザー・リッシェ」「ローズバッド」「パーリーゲイツ」「ステューシー」などの個性豊かなブランドを有する既存事業は、順調に伸長した。

グループ各社の新規事業・業態開発としては、アングローバルによる九州を代表する老舗セレクトショップを運営するダイスアンドダイス社からの事業の譲り受けや、ジャックによる米国ロサンゼルス発のストリートブランド「UNDEFEATED(アンディーフィーテッド)」の日本総代理店を務めるスタージョイナスの全株式の取得を実施。

そのほか、アルページュによる公式オンラインショップ「アルページュストーリー」から生まれた初の直営複合業態ショップ開店など、新たな事業領域への進出により収益力の拡大を目指した。

イーコマースの整備と強化を目的として専門の機能子会社を設立するとともに、直営ショッピングサイト「SELECSONIC(セレックソニック)」を名称変更し「MIX.TOKYO(ミックスドットトウキョウ)」としてリニューアルの上機能を大幅に拡充した。

ナノ・ユニバースをはじめとする各社は自社Webサイトの独自色を強化するとともに、O2O戦略の推進による集客力の拡大と売上高に占めるイーコマース化率の向上を図った。

通期は、売上高1790億円、営業利益5億円、経常利益22億円、当期利益5億円の見通し。

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